【082】でも蹴られたいね。


僕は年上の女性が苦手です。


苦手というのは、恋愛の対象としての意味で、普通に話をするときはむしろいろんな話が聞けるので好むところなんです。しかし恋愛対象として年上の女性はどうかと聞かれると、どうしても拒絶反応が出てしまうようです。


たまに、車に凄く綺麗な人(明らかに年上)が乗っていたりすると、「ああ、いいなあ」と思うんですが、もしも僕があの車に乗っていたらと考えると、全然良い気持ちでないです。多分緊張して何も言えないままでしょう、相手に気を使わせるだけで、自分はバス酔いした小学生よろしく窓の外を延々眺めている可能性が非道いくらい高い、それだけで済むならまだしも、急に話しかけられたりなんかしたら、思わず「お母さん!」と言ってしまうかも知れません。非常になきにしもあらず。


しかし年下なら遠慮はありません、社内だろうが車内だろうが有無を言わさず服を脱がし、ティッシュペーパーで作ったトラックスーツを着せ雨の街を歩かせるなどは序の口、「制服のまま横断歩道の真ん中でレイクエンジェルの「イ」の真似をしろ」と素面で言えたりもします。


何にせよ、「Sの資質を潜在的に持ったM」というポテンシャルの持ち主である僕は、無意識的に年下を求めてしまうんでしょう。



そんな事がここで判明して一体何か得るものがあったのかをメールに書いて送ったら楽しいかもよ。