【083】で。
「ジョン、それを溶鉱炉へ投げ捨てろ」
「うん、わかった」
「チップもだ」
「うん・・・・
アディオス・・・・!!」
「終わったわね・・・・」
「まだだ」
「・・・?」
「チップはもう一つ残っている」
「・・・・・
!!
そんな・・!」
「すべて捨てなければいけない」
「そんな、いやだ、いやだよ!!どうして!?やだよ!ずっと建ててくれるって言ったじゃないか!」
「俺は消えなければいけないんだ ジョン」
「どうしてだよ! 一緒に・・・ずっと一緒に居てよ!!」
「風水が悪すぎる」
「そんなの関係ないよ!」
「ジョン・・・・」
「・・・・いやだよ・・・・・!!」
「あんたがやってくれ、自分では破壊できない」
「・・・・わかったわ」
「せっかく・・・・リフォームできたのに・・・・・」
「ジョン、人間がなぜ涙を流すのかわかったような気がする
・・・俺は涙を流せないが」
「・・・・・ぅ・・・・」
「さようなら」
「う・・・・・ぅぅ・・・・ぅあ・・・・・!!」
未来は相変わらず闇に閉ざされたままですが、私には一筋の光が見えたような気がしました。機械が・・・コーディネーターが家具の重さを知ってくれれば、未来は・・・・・
インテリアコーディネーター 2