【080】野茂が投げれば叔父が死ぬ


この頃外の方から凄まじい音が聞こえます。まるでソフトボールの球を思いっきり打ったような轟音が絶え間なく聞こえてくるんです、夜中の二時に。


松坂との対決を夢見る見当違い少年の練習なら良いのですが、時刻が時刻なだけに、バットに無数の釘が刺さってたり、打たれてるボールがいやに目鼻立ちのはっきりしたものだったらどうしよう、などなど想えば尽きること無い妄想が26過ぎの団地妻の如く僕を掴んで離しません。


外へ出て確かめても良いのですが、何か居たにしろ居ないにしろ恐怖であることに変わりはないので、寝るんですが。もしもこの日記の反響が僕の意向に反して大きかったら確かめてしまうかもしれません、ネタのために。


憑かれても突かれても喜ぶかも知れません。ネタのために。



死んだらちょっと微妙です。